アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2009年7月1日

マイケルジャクソンの遺言状

マイケルジャクソンの突然の死は、私にとって大きなショックでした。
特にファンではなかったものの、同年代でもあるし、また才能豊かな、
私達の時代が誇るべきミュージシャンであるにもかかわらず、アメリカ
の金と欲望のうずに巻き込まれて孤独な人生をおくっているように見え、
もう一度再起して活躍するのを期待していました。

さて、これだけの有名人が突然死亡すると、当然のように遺産争いが
起ります。マイケルジャクソンは、リビングトラストは作成していたよう
ですが、未成年の子供の養育権や、マイケルの死後も入り続ける
であろう大きな収入の所有権などで、揉め事が起きるのは必至では
ないでしょうか。

マイケルジャクソンほどの人なら、単純なリビングトラストではなく、
もっと別のプランを作っておくべきだったと思われますが、残念なことです。

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2009年6月30日

相続プランを作ることによる精神的なベネフィット

リビングトラストを作成した方の多くが、「これで安心して死ねる」
とおっしゃいますが、私はそれに対して、「これで安心してストレス
がなくなりますから、返って長生きできますよ」と言っています。
これは、あながち冗談ではなく、本当にそのような効果があると
思います。

多くの方が一様におっしゃったのは、トラストを作成したことで、
気が楽になり、ぐっすり眠れるようになったとか、今まで気に
病んでいたのがすっきりして、気分が晴れ晴れした、というような
ことです。

親子で相談に来るかたも多く、親子だけの間ではなかなか相談
しにくい相続の取り決めなどが、第三者が入ることではっきり
希望を口に出して決めることができるという効果もあるようです。

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2009年6月13日

リバースモゲージで親が助かるなら子供は反対する立場にはない

今週、70代のご婦人がリバースモゲージを申請された
ところ、子供さんが反対したために、申請をキャンセル
するというケースがありました。

親がリバースモゲージを申請しようとする場合に、子供
たちが率先して勧める場合と、反対してなんとか止めさせ
ようとする場合と、親が自分の資産をどうしようと親の
自由という立場で、子供達は全く口出ししないという場合
とがあります。

リバースモゲージを借りると相続する財産が減るからと、
子供が反対する場合は結構多く、統計によると、私の
リバースモゲージのサイトにアクセスする人の半分は、
親からの相続分を気にかける子供達です。

親が70代というと、子供は40代から50代で、本来
なら経済的には十分自立しているべきですが、実際には、
高騰を続ける大学の学費や、給与の上昇がインフレに
追いつかないことで、現代の40代から50代は経済的に
苦しい場合も多く、親がなんらかの遺産を遺してくれる
ことをつい期待してしまう気持ちは、わからないではありません。

しかし、高齢になった親が経済的にきついのならば、
子供である自分が親を経済的に支えてあげることが
できない以上、親がりバースモゲージを借りて楽になる
ことを邪魔するべきではないと思います。

親がリバースモゲージを借りることについて、子供たち
からよく寄せられる質問をこちらのページに書いております

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2009年5月22日

セミナーのお知らせ

今月から8月まで、下記の内容でセミナーを予定しています。

5月27、30日
知ると知らないでは大きな差がでる、リタイアメント計画と節税

6月24、27日
健康保険の選び方と、医療費対策

7月25、29日
手遅れになる前に、家族を守るリビングトラストと、
不動産の相続計画

8月26、29日
リバースモゲージ、介護保険、メディキャル

詳細はお問い合わせください。
また、特定の団体用にカスタマイズしたセミナー、出張セミナー
ご希望の方は、最低催行人数10名様(ご家族は1と勘定)
で承ります。

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2009年5月14日

特殊な介護保険を利用して財産を守る

アメリカの医療費の高騰率は悪夢としか言いようがありません。中でも、
長期に渡る介護費用で財産を使い尽くし、州の低所得者用医療制度
(メディケイド、カリフォルニア州ではメディキャル)に頼るしかなくなる
人達が増加の一途をたどっているため、州政府としては、これをなんとか
くい止めるために、介護保険への加入を促進させようと必死になる一方、
メディキャルの資格審査を厳しくする方針です。

介護の費用は、普通の医療保険や、高齢者医療保険であるメディケア
ではほとんどカバーされませんので、自分で介護保険に加入していない
限り、自己負担となります。カリフォルニア州のナーシングホームの
入院費用は、1年で$70000から$100000です。

また、メディキャルを利用するには、現在でも厳しい資格審査がありますが、
今年中に、この基準がさらに厳しくなります。

そこで、カリフォルニア州と、民間の保険会社がパートナーとなって提供
している、「パートナーシップ介護保険」に加入すると、万が一介護保険の
ベネフィットを使い切ったあともまだ介護が必要だった場合に、財産を貧困
レベルまで使い切らなくてもメディキャルを受給できるという特典があります。

さらに、今年からの法律改正により、自宅使用の家の含み資産が75万ドル
以上ある場合には、リバースモゲージを借りるなどして、75万ドルになるまで
含み資産を減らさないと、メディキャル受給ができなくなりますが、パートナー
シップ介護保険の加入者に限って、この条件は免除されます。

そして加入者の死亡後、州による介護費用の回収が行われますが、
故人がパートナーシップ保険加入者だった場合には、保険から支払われた
ベネフィットの金額までは、遺族がそのまま保持していてよいのです。

このようなことから、パートナーシップ保険には、「アセットプロテクション
(財産保護)効果」があるということで、州はこの点を前面に出して、なんとか
加入率をあげようと努力しています。

カリフォルニア州のパートナーシップ介護保険の詳細はこちらからどうぞ

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2009年5月2日

不動産の形態によって融資が制限される

最近、リバースモゲージの申請を希望された方の例を
ご紹介します。その方はご自分の家が普通のコンド
ミニアムだと思っていらっしゃいましたが、調べて
みると、「Own-Your-Own」という所有形態だったために、
リバースモゲージは借りることができないことがわかりました。

集合住宅の種類には、普通のコンドミニアムの他に、
「Co-Op」と、Own-Your-Own」というものがあり、
「Co-Op」「Own-Your-Own」だとFHA関係の
ローンは受けれませんので注意が必要です。
コンドミニアム、Co-Op、Own-Your-Ownの違いは
こちらのページに書いております。


また、コンドミニアムの場合、4戸以上ないとFHA
関係のローンの融資基準に合格しませんので、最近
よくある、同じ敷地の上に2戸、3戸が建っている
形の住宅の場合、壁が離れているか接しているかに
は関係なく、それが「コンドミニアム」である場合
には、FHAローンやリバースモゲージは使えません。

私が住んでいるレドンドビーチにはこの形式の住宅
が多く、最近は近隣のトーレンス市でも、古くなった
家を取り壊したあと、その敷地の上に家を2軒建てて
売りに出しているのをよく見ますが、このような場合
には2戸で共有する部分があり、コンドミニアムという
扱いになっている場合がほとんどであるため、FHA
ローンの基準に合わなくなります。

家を買う場合には、あとで売りやすい物件かどうかと
いうことも考慮して選ぶ必要がありますので、上記の
ようなことを知っておくことは重要です。

また、老後の住いとして小さなコンドミニアムに買い
換える場合、Co-OpやOwn-Your-Ownの物件は価格は安く
ても、あとでリバースモゲージが必要になっても借りる
ことができないことを知っておく必要があります。
今回リバースモゲージを借りようとして初めて、自分の
家が「Own-Your-Own」だったことを知った方は、購入の
時に、その点について不動産業者が説明をしなかったか、
または、説明をしてもご本人が理解しなかったのかも
しれませんが、本当にお気の毒でした。

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2009年4月26日

日本の親から資金援助を得てアメリカで家を買う場合

日本の親が資金を出して、アメリカで家を買うのだが、家の
名義や資金の受け取り方法をどうするのがいいか、という質問
を、アメリカに住んでいる日本人の方々や、娘や息子がアメリカ
に住んでいるという日本のご両親から、ひんぱんに受けます。

以前にも何度かこの課題について書きまして、色々な策を考えた
のですが、今回、日米の税法に詳しい日本の税理士さんに相談
したうえで、下記の結論に達しました。

ベストな方法は、もちろん、購入する家の金額や、親が出資する
金額、所得など、個々のご家庭の事情によって異なりますから
一概には決めれません。しかし、多くの場合、日本の「相続時
清算課税制度」を利用して、親から子へ資金を贈与するのが、
一番単純明快で、手間も少なく、税金や費用の節約になるようです。

この制度を利用すると、親から子へ生前に、¥2500万円
まで非課税で贈与でき、それを超えた分について、20%の
税金がかかります。そして相続時に、贈与金額の合計が相続
財産に加算されますが、支払った税金もクレジットされるというものです。

もしお父さんにも、お母さんにも収入があれば、お二人から
それぞれ¥2500万円づつ贈与することも可能です。

この方法なら、あとに尾を引かない、単純な贈与ですから、
家は、アメリカに住んでいる子供の名前で購入すればよく、
担保を設定したり、LLCに資金を入れてローンするとか、共同
名義にしてあとで贈与とか相続が発生、という心配もなく、
国税庁からあとで何か言われるのではと、心配する必要も
ありません。

もちろん、この方法は、完全な贈与の場合であって、親が
子に家の購入資金を貸す場合や、将来売却した時に親と子が
利益を分けるというような場合のことではありません。

相続時清算課税制度を利用できるのは、親が65歳以上、
子が20歳以上の場合です。この方法を利用される方は、
税理士さん、会計士さんにご相談ください。

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2009年4月16日

固定資産税を減らしてもらう手続きを忘れずに

今年も、税金の支払い日が終わりました。毎年4月15日が税金の
申告期限日とわかっていても、いつも最後のギリギリになってしまう
人が多いので、4月15日には郵便局に長い列ができるわけです。

また、税法が年々複雑になって来ている上に、変更が頻繁で、
ほとんどの国民が、自分では税金申告書を作れないということについて、
問題視する声も多く、今朝の新聞にもそれについて大きな記事が出ていました。

余談ですが、オバマ大統領夫妻、バイデン副大統領夫妻の去年の
所得と、所得税の金額、そして、慈善団体に寄付した金額も、今朝の
新聞に載っていました。

さて、4月といえば、アメリカでは、プロパティタックス(固定
資産税)の支払いも、4月10日が期限です。不動産の価格が
値下がりしても、固定資産税は毎年2%づつ上がり続けるのが普通で、
納税者が自分で申告しない限り、課税額の見直しはしてもらえません。
私のウェブサイトに、固定資産税の評価方法や、見直しの申請方法
を書いておりますので、必要な方はご覧ください。


固定資産税の減額の申請は、今から7月の間にすることをお勧めします。

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2009年4月13日

アメリカに不動産を残して日本でリタイアする方は、慎重に計画を

カリフォルニアには日本人が多く住んでおり、私のお客様も
多くが日本人です。その中には、永住権の方も、米国籍の方も
いますが、どちらの場合でも、65歳くらいから上の年代の方
の多くが、いずれは日本へ帰って暮したいと言われます。
実際に、長年現地企業の要職を勤めたあと、退職してすぐに
日本へ帰国された方々も多いです。

日本人のアメリカ移住者のほとんどは、立派な家を所有されており、
住宅ローンも支払い済みという方が多く、子供さん達はアメリカで
生まれてアメリカで育ち、大学を卒業して立派に独立している場合が多いです。

さて、このような方々がリタイアして日本へ帰られる時に、
たいていは家を売ってから、その資金を持って日本へ帰国される
ことになるでしょうが、中には、家をそのままアメリカに残して
帰国される方もいます。

帰国前に家を売るか売らないか、相続の面でどのような違いが出る
かを考えてみたいと思います。

相続人である子供さんはアメリカ永住者ですが、日本国籍で永住権
という場合と、アメリカ国籍のみという場合と、日米の2重国籍
の場合があります。さて子供さんが永住権であれ2重国籍であれ、
日本国籍を有している限り、子供と親の両方が、相続開始(親の死亡)
前5年を超えて継続して日本国外に住んでいた場合だけは、日本国外
にある不動産については、日本の相続税は関係なくなりますが、
それ以外の場合には、アメリカにある家も日本の相続税の対象になります。

つまり、親がアメリカに住んでいる間に亡くなって、アメリカに
住んでいる子供がそれを相続すれば、日本の相続税は関係ありません
が、親が不動産をアメリカに残して日本へ帰ってしまい、その後日本
で亡くなった場合には、相続した子供がアメリカ居住者であっても、
日本国籍を有している限り、日本で相続税を申告する義務があります。

日頃リビングトラストなどの相続計画をお作りしますが、それによっ
てアメリカでのプロベート(検認裁判)を避けることができ、また
ある種のトラストを使うことで、アメリカでの相続税対策はできますが、
日本での相続税対策にはなりません。親がアメリカに骨を埋める場合
で、相続人もアメリカ永住の場合、もしくは、相続人がアメリカ国籍
で日本国籍が無い場合は問題ないのですが、日本人の場合、子供も
日本国籍を保有したままである場合が多く、また、親の方は年を取っ
たらいずれは日本へ帰りたいと思っている人が多いこと、また日本の
税法に、国籍条項という特殊な規則がついていることから、日米を
またいだ相続計画は、非常に注意が必要です。

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2009年4月3日

にきびが理由で健康保険に加入できない

今週は、健康保険を申請して拒否された人が2人と、割り増し
保険料で加入できた人が一人います。

まず拒否された人は、50才の女性で、喘息の持病があり
2種類の薬を常時服用していました。申請してから3週間の
審査の結果、最終的に拒否されました。

もう一人は23才の女性で、18歳の時に癲癇になり、その後
ずっと薬を常用して症状を抑えているという人です。この人の
場合、加入はできましたが、保険料が75%割り増しになりました。

3人目は、27才の女性で、ひどいにきびに苦しみ、処方箋薬
を常用しているのが理由で、保険加入を拒否されました。

にきびは、薬を使っていなければほとんど問題はないのですが、
保険の申請をする日から6ヶ月以内に医者の治療を受けていると、
追加保険料の原因になることがあり、場合によっては加入を拒否されます。

また、にきびの治療薬で、Accutane という非常に強力な
薬があるのですが、この薬を長期間使用していたら、まずまちがい
なく保険加入できません。保険会社によって取り扱いに違いは
ありますが、短期の使用、もしくは、使用をストップしてから何年も
経っていないと、加入拒否または保険料割り増しになります。

Accutane という薬は、非常に効き目がある反面、副作用
が激しく、もし妊婦が使用すると、生まれてくる子供は奇形に
なったり、障害児になるというものです。胎児に障害が起るくらい
ですから、母体にも影響がないはずはなく、保険会社が加入を拒否
する理由は、にきびが理由というよりは、この薬が原因で健康障害
が出て医療費がかさむ可能性が高いとみているのだと思います。

それにしても、高校生や大学生のころに、にきびで悩む若い人
は多く、もし医者の治療を受けて、Accutaneを処方されたと
します。大学卒業後、親の保険契約から独立して自分で保険に
加入しなければならなくなった時に、以前に受けたにきび治療が
原因で保険に加入できないというのは、おかしいのではないでしょうか。

そもそも、このような危険な薬の利用が認められていることも、
大問題だと思います。にきびに悩む人にとって、治療薬の存在は
重要だとは思いますが、胎児を奇形にするような化学物質を使うしか
方法はないのでしょうか。

それにしても、保険の申請を取り扱っていて、「既往症」のある人が
多いことに驚きますが、保険会社が言う「既往症」の中には、普通の
人間であれば、人生にいくつかは必ず生じるであろうような症状も
含まれており、今までも何度も書いてはいますが、アメリカの健康保険
制度は全くおかしいと、思わざるおえません。

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