今週は、健康保険を申請して拒否された人が2人と、割り増し
保険料で加入できた人が一人います。
まず拒否された人は、50才の女性で、喘息の持病があり
2種類の薬を常時服用していました。申請してから3週間の
審査の結果、最終的に拒否されました。
もう一人は23才の女性で、18歳の時に癲癇になり、その後
ずっと薬を常用して症状を抑えているという人です。この人の
場合、加入はできましたが、保険料が75%割り増しになりました。
3人目は、27才の女性で、ひどいにきびに苦しみ、処方箋薬
を常用しているのが理由で、保険加入を拒否されました。
にきびは、薬を使っていなければほとんど問題はないのですが、
保険の申請をする日から6ヶ月以内に医者の治療を受けていると、
追加保険料の原因になることがあり、場合によっては加入を拒否されます。
また、にきびの治療薬で、Accutane という非常に強力な
薬があるのですが、この薬を長期間使用していたら、まずまちがい
なく保険加入できません。保険会社によって取り扱いに違いは
ありますが、短期の使用、もしくは、使用をストップしてから何年も
経っていないと、加入拒否または保険料割り増しになります。
Accutane という薬は、非常に効き目がある反面、副作用
が激しく、もし妊婦が使用すると、生まれてくる子供は奇形に
なったり、障害児になるというものです。胎児に障害が起るくらい
ですから、母体にも影響がないはずはなく、保険会社が加入を拒否
する理由は、にきびが理由というよりは、この薬が原因で健康障害
が出て医療費がかさむ可能性が高いとみているのだと思います。
それにしても、高校生や大学生のころに、にきびで悩む若い人
は多く、もし医者の治療を受けて、Accutaneを処方されたと
します。大学卒業後、親の保険契約から独立して自分で保険に
加入しなければならなくなった時に、以前に受けたにきび治療が
原因で保険に加入できないというのは、おかしいのではないでしょうか。
そもそも、このような危険な薬の利用が認められていることも、
大問題だと思います。にきびに悩む人にとって、治療薬の存在は
重要だとは思いますが、胎児を奇形にするような化学物質を使うしか
方法はないのでしょうか。
それにしても、保険の申請を取り扱っていて、「既往症」のある人が
多いことに驚きますが、保険会社が言う「既往症」の中には、普通の
人間であれば、人生にいくつかは必ず生じるであろうような症状も
含まれており、今までも何度も書いてはいますが、アメリカの健康保険
制度は全くおかしいと、思わざるおえません。
ラベル: 健康保険