アメリカ発相続・節税・投資・不動産相談室

2009年4月1日水曜日

遺産税の行方

今日は4月1日、今日からタバコ税、消費税があがりました。今朝、デパート
の化粧品店で化粧品を購入しながら、昨日買っておけば消費税が1%低かった
のに、なんて馬鹿なんだろうと思いました。1日遅れたために1%の損、、、
計画性がないとこういうことになります。

さて、税金といえば、遺産税の話です。遺産税は、死んだ人の遺産にかけ
られる税金で、別名「デス・タックス」と呼ばれ、非常に評判の悪い税金です。
人は生きている間に、所得税やキャピタルゲイン税などを支払っており、
遺産に税金をかければ、二重課税になるというのが反対派の最大の主張です。

また、調査によると、6割の人が一生かけて築いた財産は、子供や孫の
生活を楽にしてやるために遺したいと考えているそうで、遺産税の税率が
あがれば、このような親の気持ちに水を差すことになり、一生懸命に働いて
財産を築こうというモーチベーションが低下することになるとの意見もあります。

ブッシュ政権は、2010年で遺産税が消滅するように法律を制定しました。
しかし、オバマ政権はこれを撤回し、2010年以降も、2009年と同じ、
350万ドルのリミットにするようです。すなわち、$350万ドル以上の遺産
を遺すと、遺産税がかかります。遺産税率は最高45%までの段階式です。

私は、遺産税、相続税には基本的に反対ですが、$350万ドルという高い
リミットであれば、一般庶民のほとんどは課税の対象にならないでしょうし、
アメリカが抱えるであろう、何十トリリオンドルという、気の遠くなるような赤字
の解消のためなら、資産家にデスタックスを支払ってもらうのは、仕方がない
かもしれないという気もします。

それに、アメリカには、富裕層の人々が遺産税や相続税を回避する法的
手段がいくつもあります。ビルゲイツや、ウォーレンバフェットが亡くなっても、
おそらく遺産税はゼロだと思います。

今朝のウォールストリートジャーナルに、オバマ大統領が、遺産税政策に
ついては評判が悪いので、あまり表に出さずに静かに進めていると言って
批判記事を書いている人がいましたが、遺産税のリミットを制限無しから
$350万ドルに変更したからといって、実のところ、文句を言う人は
ほとんどいないだろうと思います。

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